最初に断っておきますが，しばらくの間， このページで Rubyの gtk 拡張モジュールの使い方を解説するつもりはありません．
実は，Windows 環境で，あまりにも泥臭い行き当たりばったりの試行錯誤を 繰り返すうちに偶然にも gtk 拡張モジュールがちょっとだけ動いてしまいました． ですがまだいろんなことが整理できていません．
そこで，このページでは，無謀にもその整理を試みて， 私自身が，gtk 拡張モジュールのコンパイル手順などを忘れても大丈夫なように 用意した私のためのメモのページです．
・・・このページは企画倒れになる可能性が非常に高いです．(^^; （このままずーっと更新されないとか）
さらに念のために書いておくと私は，今回 初めてGtk拡張モジュールを使いました． （サンプルを実行しただけですが．） UNIX環境ではGtk拡張モジュールを一度も使ったことがありません．
開発，動作確認をしている環境は，Windows 95 Visual C++ 6.0 です．
Gtk 拡張モジュールをテストするためのファイルを入手．（1999/06/19現在）
Ruby 1.3.4-990611 （Ruby の公式サイトから入手）
Ruby そのものがないと話になりません．もちろんソースファイルの方です．ruby-gtk 0.18 （Ruby の公式サイトから入手）
Gtk 拡張モジュールそのものです．Windows-native GTk+ （tml's work on a Windows-native GTk+ and GIMPから入手）
これがないと Gtk のコンパイルができません． Developer packages に４つ開発用のファイルがあります． どれが必要かわからなかったので４つ全部ダウンロードしました． ソースも公開されていますが，コンパイル済みのものを利用しました．Windows-native GIMP （tml's work on a Windows-native GTk+ and GIMPから入手）
GIMP フルでなくて DLL ファイルだけがあれば十分だと思うのですが， GIMP を丸ごと（gimp-setup-19990228.zip）ダウンロードしました． GIMP のパッケージ内に必要な DLL ファイルも含まれています．
（最初，Gtk の開発用ライブラリとヘッダーファイルだけダウンロードしました． Gtk 拡張モジュールのサンプルを実行して初めて DLL が必要なことに気づいたのはここだけの秘密．(^^; ）
Gtk を組み込まないで，Ruby だけでコンパイル． 一気に Gtk までコンパイルしようとすると， コンパイルエラーが出たときに私には対処しきれません． 最低 sample フォルダ（ディレクトリ）の test.rb が通ることぐらいは 確認します．
過去に組み込んだ実績のある拡張モジュールの場合は， 一気にコンパイルします． ですが，初めて組み込む拡張モジュールの場合には この方法を使うことが多いです．
ダウンロードした４つの開発用のファイルを展開． ヘッダーファイルもライブラリも全部 src ディレクトリの下に入ってます．
ダウンロードしたファイルを展開した後，
src\gtk-plus\gdkディレクトリのヘッダーファイル（*.hファイル）は \usr\local\include\gdk ディレクトリへ移動
src\gtk-plus\gtk ディレクトリのヘッダーファイル（*.hファイル）は \usr\local\include\gtk ディレクトリへ移動
それ以外のヘッダーファイルは \usr\local\lib へ移動
ライブラリファイルは全部 \usr\local\lib へ移動
このディレクトリ構成は，Gtk 拡張モジュールに含まれる extconf.rb を 参考にしながら，適当に作ったものです．今後変更する可能性もあります．